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江別在住作家-成田智志さんの歴史小説

”小説”は1年に1冊読むか読まないかのつちだが、久しぶりに手にしたこちらにはのめり込んだ。
監獄ベースボール
明治開拓期の監獄を舞台にした歴史小説「監獄ベースボール」。著者はなんと江別在住の成田智志氏。実は江別フレンチ『シェ・キノ』木下淳シェフの同級生ということもあって、この本を知ったのだ。

まず題名を見た瞬間、”監獄”という言葉の地を這うような重さと、飛ぶ球を追いかけるベースボールとの組み合わせに違和感を覚えた。

これは、囚人教化のために野球を導入した大井上照前典獄(監獄の長)を主人公にした物語である。

最初から最後まで舞台は監獄だから重たい内容には違いないのだが、言葉や人物像など現代風に描写されているので、スルスルと読み進められる。

あらためて北海道開拓史について認識し直したことは、屯田兵以前に、道路開削や石炭採掘などの基盤整備を行ったのが、名もなき囚人達であり、その過程で多くの死傷者を出したという史実。これは歴史の陰の部分、しかしこの1ページを綴らなければ今の北海道の姿は描けないのだ。

それからこのような囚人の非人道的な扱いを改め、監獄の環境改善に尽力したのが、同志社出身のキリスト教教誨師達であったこと。これは全く知らなかった!

ちょっととっつきにくいテーマに思えるだろうが、北海道の歴史に今までとは違う光を当てる意欲的な作品である。是非ご一読を!

2012.11.29 | | Comments(0) | Trackback(0) | 未分類

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Author:つちばく
札幌市在住でなぜか「江別」好き。友達は殆ど江別、そして農家・・・

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