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”山に棲む”アイヌの衣食住を学ぶ

5月28日(土) 辻野建設工業㈱主催「貝澤さんとつじのの森を歩こう!」というイベントに参加。

「つじのの森」と名付けられたのは、当別「水田発祥の地」碑から望める、辻野浩社長のご親族所有の山。本日はここを、社団法人北海道アイヌ協会札幌支部事務局長の貝澤文俊さんと歩き、山の達人=アイヌの暮らしを覘いてみようという趣向だ。
       水田発祥の地 キハダ


森の中へ足を踏み入れた矢先に、貝澤さんが足を止める。

「はい、皆さん、今森に入って大変緑が鮮やかなのに気付いたと思います。これが1~2週間早ければ、全体に黄色が目立ちます。あれはイタヤカエデの花なんです。アイヌはこの時期山に入って、イタヤカエデを見つけておきます。カエデはご存じのメープルですから、樹液が採れます。ですからアイヌはイタヤカエデやシラカバなどの近くにテントを張って、水分の確保をするんですね。」

ナルホド、山を見る”目”の違いに、目からウロコが落ちる。

さらに貝澤さんは、造成中で切り出した木の中からキハダ(シコロ)を見つけ出す。実は食用に、見事な黄色の内皮は薬になる他、染色に使うそうだ。
       オオアマドコロ ウド
続いては足元の草花へと目線を落とす。これはオオアマドコロ。アイヌはこの根を食用、薬用双方に利用するそうだ。

そして真っ盛りだったのが、お馴染みのウド
       ヨブスマソウ ニリンソウ
ヨブスマソウは若芽を食べると大変美味しいそうだ。ニリンソウは花も葉もお浸しなどにして食べられる。
       オオバユリ雄 オオバユリの根
そしてアイヌにとって最も重要な山の食べ物がオオバユリ。このゆり根を潰して澱粉を取り、団子にして葉に包み、熱灰に入れて食べる。ちなみに写真の背の高いものは雄株で、ゆり根が出来ない。背の低いのが雌株だが、7~8年経つと雄株になってしまうそうだ。
       オドリコソウ オヒョウの皮剥ぎ2
こちらはオドリコソウ。特にアイヌが利用するものというわけではないらしいが、白い花をつけるのは在来種で大変珍しいという。シソ科なのでハーブとして使えるようだ。

さて、貝澤さんがある木を見つけて目を輝かす。「これは写真撮っておいてください。なかなかできない体験ですよ。オヒョウのカワハギをやります。」

”オヒョウのカワハギ”? 両方魚じゃないか!

・・・ではなく”オヒョウの木の皮剥ぎ”だった。貝澤さんがナイフで皮に切れ目を入れ引っ張ると、面白いように一続きに皮が剥がれていく。これはアイヌの衣類を作る重要な樹皮だ。

その他、シラカバはよく燃えるので焚き付けに使うといいとか、ホオノキの木の実は乾燥させてお茶にすること、ウドに似た怪しい赤茎の”ドッピ”と呼ばれる植物やら毒のある植物、山菜の生えやすい場所などなど、まさに自然を教科書に、実に多くを学んだ。
       アイヌのお茶 いなきびご飯
山を降りた我々を待っていたのは、素晴らしいアイヌ創作料理。貝澤さんの奥様、竹子さんとご友人が用意してくださった。

珍しいアイヌのお茶に、いなきびご飯。ちなみに今日はグリンピースが入っているが、本来は「アハマメ(ヤブマメ)」という山で採れた実を入れるそうだ。
       キトビロ餃子 キトビロのチヂミ
キトビロ=行者ニンニクの餃子に、チヂミ。このほか、タラの芽の天ぷらフキ、根曲りタケの煮物など、思いがけないご馳走にビックリ!

貝澤さんたちは、料理や刺繍、踊りなど、アイヌの文化を伝えるため、「呼んでくれれば何処へでも行く」と意欲的だ。

次回は是非”オオバユリの団子作りを体験したい”と辻野社長と意気投合した。オオバユリは6月半ば~7月半ばまでが収穫期だと言う。急いで企画しなければ!

見る目を持てば、身近な山が”宝の山”になることを実感した1日だった。

2011.05.28 | | Comments(2) | Trackback(0) | 出張報告!

コメント

限界集落、どんな話が聞けましたか?

ところでベビーライスです。
http://farming.shop-pro.jp/?pid=25713096

2011-06-04 土 22:44:52 | URL | yumico #MBN2DyBI [ 編集]

Yumicoさま

あ、それ、まだです。

更新が全く追いついてません。スミマセン・・・

お米専門家のコメントはいかがだったでしょうか???

2011-06-06 月 17:06:47 | URL | つち #- [ 編集]

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Author:つちばく
札幌市在住でなぜか「江別」好き。友達は殆ど江別、そして農家・・・

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