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栗沢の自然-「クリサワブラン」

「グラス一杯のワインには、グラス一杯の自然がある。」

とある本の冒頭に見つけた一文である。ワインといえばテロワール、テロワールといえばワインというほど、両者は一体として考えられている。

冒頭の一文は、”ワインはそれが育まれたテロワールを語っている”とも解釈できようか。

とは言え、つちのようにアルコール不耐症がワインの語りを聞くのはなかなかしんどいものがある。
それでも今回ばかりは最後まで愉快に聞くことができた。
栗沢『Nakazawa Vineyard』2010年9月ゲヴェルツトラミネール栗沢『Nakazawa Vineyard』「クリサワブラン2009」栗沢『Nakazawa Vineyard』2010年9月ピノ・グリ
9月23日(木)、栗沢『Nakazawa Vineyard(中澤ヴィンヤード)』から「クリサワブラン2009」が発売された。(すでに完売とのこと!)


「クリサワブラン2006」以来、少なからず毎年味わっているが、昨年は日照不足、大雨という”自然”条件の中、耐え抜いた少数のブドウの実からできた希少なヴィンテージ。格別な関心があった。
       栗沢『Nakazawa Vineyard』2010年9月ピノ・ノワール 栗沢『Nakazawa Vineyard』「Pino Noir」
さらに今年は、初めて「Pino Noir(ピノ・ノワール)」(さらに希少)を発売した。
       栗沢『Nakazawa Vineyard』2010_09畑 栗沢『Nakazawa Vineyard』のニワトリ
中澤さんの畑の”自然”はこんな感じ。ブドウの木は多種多様な生物(植物、虫、動物を含む)の中の1つとして生きている。さらに今年は毎日威勢のいいニワトリの声も聞いている!
                栗沢『Nakazawa Vineyard』中澤ご夫妻
中澤一行さん、由紀子さんご夫妻にお会いするのも楽しみの1つだ。お二人は今年もまた”高温・多湿”という条件のもと、ブドウと苦労を分かち合って来た。

そして先日、発売から1週間もするとHPで「販売終了致しました」となってしまった「クリサワブラン2009」を1本開け、彼(?)の語る”昨年の栗沢の自然”に耳、鼻、口を傾けたのである。

最初に感じたのは花の香り、そしてライチ。口にすると蜂蜜の一匙のように、舌の上にふんわり乗るようなまろやかな感触がある。

2009年ヴィンテージはピノ・グリ、ゲヴェルツトラミネールの比重が多いようだ。ワイン狂いの連れの知識では、ピノ・グリはワインにトロミをもたらし、ライチ、花の香りはゲヴェルツトラミネールの香りの代表格だというから、下戸とは言えつちの感覚はそうかけ離れたものではないようだ。

やがてゆっくりと時間をかけて、乳脂肪系の香り、森のきのこ、酸味のあるカカオなどが思い浮かび、その印象は変化していく。

ここまで複雑な香りを楽しめるとは素晴らしい。さらに感動させられるのは、個性をキラリと輝かせながら、共に食べる食材の香りを必ず引き立ててくれる、その許容性というか、懐の深さである。

スパイス(ドイツ語でゲヴェルツ)を冠するほど香り成分の多いゲヴェルツトラミネールが、本領を発揮しているのかも知れない。

でも香りの化学より説得力のあるのは『Nakazawa Vineyard』の野性の中の畑、そのものの多様な風景である。

複雑に広がりを見せ、互いに許容し合い1つになる・・・栗沢の畑でも繰り広げられている自然の営みが、このワインのたった1杯の中に垣間見られるのである。

ちなみにさらに希少な「ピノ・ノワール」はまだ口を閉じたままだ。

2010.10.12 | | Comments(0) | Trackback(0) | 出張報告!

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Author:つちばく
札幌市在住でなぜか「江別」好き。友達は殆ど江別、そして農家・・・

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