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室蘭で見つけたイタリア~その夜

さて、思わぬ展開となり、・夜訪れることになった『エレガ館』

館内に改装前の『新日本製鉄 旧 中島会館』の写真を発見した。
考えてみたら、先ほど撮ったのは建物裏側で、正面からの写真をまだ撮っていなかったことに気付いた。

赤いトタンだった屋根は白一色に塗られているが、プロポーションはかつてのまま。すでに日は落ちて辺りは薄暗かったが、この白一色のお陰で何とかシルエットが写せた。
室蘭・旧新日鉄「中島会館」 室蘭『エレガ館』2
リストランテ『カリーナ』店内ではすでに先程チョイスしたワインが、昼と同じテーブルで我々を待っていた。
「フェウディ ディ サングレコリオ ピエトラカルダ フィアーノディ アヴェッリーノ 2008」(写真撮り忘れた!) ”フィアーノ”とは「蜂が集まるほど甘い」という意味を持つイタリア土着品種。

口に含むとトロリ感があり舌の上に乗るような感じ。それでいて甘ったるさはなく軽い口当たりだ。河澄オーナーが満を持して、白ワインにもかかわらず”古城の室温”という18度の常温に置き、見事にこのワインのポテンシャルを引き出してくれた。
       室蘭リストランテ『カリーナ』生ハム食べ比べ 室蘭リストランテ『カリーナ』アジのカルパッチョ


「ただいま~」と言った感じでスルリと席に着き、何ページにも渡るメニューに目をキョロキョロさせていると、再び河澄オーナーが絶妙なタイミングで現れ、お勧めを何品か滑らかに謳いあげる。

またもや妙に納得して、全てをお任せすることにした。

まずは「パルマ、イベリコ、クラテッロの生ハム3種盛り合わせ」、そして新鮮な「アジのカルパッチョ」の前菜。どちらもワインとともに複雑な香りの綾を幾重にも楽しむ。
       室蘭リストランテ『カリーナ』「手打ちガルガネッリ ポルチーニソース」 室蘭リストランテ『カリーナ』自家製パン
前菜を堪能し過ぎた感のある我々の前に、ドカンと現れたのがコレ。「手打ちガルガネッリ ポルチーニソース」

ピッツァ同様イタリア産小麦粉の風味が力強いガルガネッリを、負けじとポルチーニのラグーが覆い尽くしている。”フィアーノ”に集まった蜂好みのちょっと甘めのラグー、これと対峙するにはパンの助けが必要だろう。

ということでパンを2種オーダーした。プレーンなものと、野菜入りのもの、どちらもおいしい! しかしながらポルチーニのラグーは両者の力を持っても掬いきれなかった!
       室蘭リストランテ『カリーナ』「自家製イカ墨ソース仕立て”がんこ”スパゲティー」 室蘭リストランテ『カリーナ』「仔牛のサルティンボッカ」
ポルチーニラグーとの格闘で一仕事終えた感があったが、まだまだ大仕事が待っていた。

室蘭が選挙区の”鳩山由紀夫氏推薦”というイカスミパスタ。正式名称は「シェフ特別 本日のおまかせ”がんこ”スパゲティー 自家製イカ墨ソース仕立て」だ。

スパゲティーが塊になるほど黒々と盛られたイカスミソースに、恐る恐るフォークを差し込む。しかし思い切ってパクリと行くと、驚くほどあっさりとサラサラ喉を通る。”フィアーノ”との相性もバッチリだ。

意外にもイカスミパスタがお口直しになって、やっとメインディッシュのおでましだ。「仔牛のサルティンボッカ」。この圧倒的な迫力に「参りました!」とばかり感服の至り。肉を切り分け口に運びながらも、潤沢なるソースを忙しくパンで拭う。もちろん”フィアーノ”が最後まで完璧にお供してくれたのは言うまでもない。
       室蘭リストランテ『カリーナ』「カタラーナ」 室蘭リストランテ『カリーナ』「リモンチェッロのシャーベット」
もはやこれまで・・・ではあるが、やはり締めはドルチェでありたい。オーナーお任せドルチェは何と2種。
まずは「カタラーナ」。これで締めくくっていいほど至福の味。しかし、普通に夢を閉じさせないのが『カリーナ』式のようだ。

最後に出てきたのは、白いプレーンなシャーベット。そこへ河澄オーナーが小瓶を片手に歩み寄る。それは何かと問いただす前に、ジャバーっと小瓶を振りかざし、シャーベットの上から気前よくかけてしまった。もう何から何までここはイタリア基準なのである。

「リモンチェッロのシャーベット」。優にアルコール度数35度はあるだろうレモンのリキュール=リモンチェッロだが、下戸のつちが食べて大丈夫だろうか?

大丈夫だった。というより、これのお陰で夢は閉じなかった。なんと素晴らしい余韻。次回もきっとまた最後はこれで締めくくりたい。次回も・・・と思ったところで、河澄オーナーがさり気なくクリスマスディナーの予告をしてくれる。何とも心憎い演出。最初から最後まで1つの旋律のように時が流れた。

1つの建物から予想もしなかった1つの出会い。しかし昭和16年=1941年に建てられたその建物も来年=2011年、70年の歴史を閉じるそうである。

そして佐藤功一が中島会館を設計した経緯は謎のまま。そこには素晴らしきロマンが隠されているのかもしれない。我々がこの日室蘭の中のイタリアを見つけたように・・・


リストランテ『カリーナ』
室蘭市中島本町1丁目5-8エレガ館内
TEL 0143-47-9141

ランチ  AM11:30~PM3:30
ディナー PM 5:00~PM9:30
定休日  月曜日

2010.10.03 | | Comments(0) | Trackback(0) | 出張報告!

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Author:つちばく
札幌市在住でなぜか「江別」好き。友達は殆ど江別、そして農家・・・

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