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千歳『ガイア農場』の放牧豚~本編!

千歳の愛するアイスクリーム店『花茶』で腹ごしらえをした後、千歳のドン=中村由美子さんの車を追いかけて、目指す『ガイア農場』へと向かう。

しかし走れども走れども、中村さんの車は止まらない。やがて「早来町」の看板の寸ででやっと小道に左折。しかしここからがまた遠い。一体どんな奥地なのか・・・

やっと「ガイア地球動物病院」の看板を発見。ここでは動物病院と農場を経営している。
       『ガイア農場』パンダ豚 『ガイア農場』浅野正春さん
やっと中村さんの車が止まり、ガイア=地球の表面に降り立つ。さっそくお出迎えしてくれたのがこの”パンダ豚”・・・と言っても新種の豚ではない。たまたまこんなファンキーな柄の豚が誕生したとのことで、農場の看板豚として活躍しているのだ。


農場担当の浅野正春取締役が豚の放牧地へと案内してくれた。パンダ豚のいた農場入り口と動物病院の建物のある場所からさらに丘を登る。ラズベリーの並木道(?)をサラサラと気持ちのいい風を受けながら通り抜けると、まるく開けた頂上に辿り着く。農場内の樹木以外何も視界を遮るものがない、まさにガイアを感じる空間だ。そこに豚たちが放牧されている。
                『ガイア農場』浅野さんと中村由美子さん
現在40頭ほどの豚がいる。4~5ヶ月齢の子豚を知り合いの繁殖農家から買って来て、ここで8ヶ月齢まで飼育しているそうだ。通常市販されている豚肉が6ヶ月齢くらいで出荷されるのに対し、ガイア農場の豚は十分成熟していることになる。また存分に運動しているので、若い豚舎飼いの豚肉に比べ「堅いけど、味はある。(浅野さん談)」と言う。

余談だが、先日ある著書の中におもしろい”ことわざ”比較を見つけた。
日本では「畳と女房は新しい方がいい」ということわざがあるが、フランスでは「女とワインは年をとるほど味が出る」というとか。賛否両論だろうが、両者の価値観が比較できておもしろい。豚肉の評価も様々あって当然。
       『ガイア農場』放牧豚1 『ガイア農場』放牧豚2
我々が立ち話をしていると、次第に遠くに固まっていた豚たちが近づいてきた。浅野さん曰く彼らは本当に人間が好きでコミュニケーションを取ろうとやってくるそうだ。中村さんの話では、昔の農家では当たり前のように豚を飼っていて、豚舎のイメージというと豚の甲高い悲鳴のような声が聞こえてくるあまり印象のよくないものだったようだ。彼らにはそんなイメージは全くない。一通り我々への挨拶を済ますと、安心したのか並列繋ぎになって寝始めた。

何か話しかけに来たのか1頭がすぐ足元まで接近。近くで見るとかなり毛深い。浅野さんの話では冬はもっと毛深くなるそうだ。そう、ここは冬も昼夜問わず放牧している。それでも病気一つせず、何ら問題ないそうだ。「本当は動物病院ですから、ワクチンも薬も揃ってるんですけどね。必要ないんです。」と浅野さんのジョークにつちも中村さんも大笑い。

ところで豚の糞と尿の話になったので記録しておこう。彼らは一定の場所に糞をするらしい。大体最初に糞をした場所に他の豚も追随してするそうだ。しかしどういうわけか尿はどこへでもするそうだ。お食事中でも・・・なんでだろう?豚とお話しなければわからない。
       『ガイア農場』ソーラー 『ガイア農場』無添加粗挽きウィンナー
ここでは出来る限り自然エネルギーを使うことを目指して、電気牧柵をソーラー発電でまかなっている。また豚の飼料も道産の麦、大豆、米糠、カキ殻などを配合した手作りだ。浅野さんにこの農場の将来像をお聞きしたところ「いい”気”の集まる場所」を目指しているとの回答だった。

帰り際、今までチャンスを逃してきた「『ガイア農場』無添加粗挽きウィンナー」をやっと手に入れた。他にもバジル入り、スパイス入りなどあったが、シンプルに豚の旨みを味わいたいと迷わずこれにした。

さっそく大事に湯で温めパキッと歯で折る。まずその弾力に驚く。密に詰まった肉のプリプリ感がものすごい。そして豚の香りがする。香りがすると言うと、”獣臭い”と思われてしまうかもしれないが、要は市販の何の肉か判明できないウィンナーと違って、はっきり豚肉の味がするということだ。

一般のソーセージ類には大概、結着剤としてリン酸塩、発色剤そして獣臭さを消すための亜硝酸塩などが使われているようだ。『ガイア農場』のウィンナーにはそれらが使われていない。発色剤が添加されていないので綺麗なピンク色ではない。そして「温屠体(おんとたい)」と言うそうだが、屠殺後6時間以内の温かい肉をすぐに加工する方法で、肉本来の結着作用を利用し添加物なしで整形しているそうだ。

このような加工は農場、屠畜場、加工所が近隣にあるという立地条件が揃わないと実現しないため、なかなか行われない。『ガイア農場』は早来の屠畜場が近く、たまたま「温屠体」加工を請け負う業者が見つかったため無添加製品を作ることができたそうだ。

広々とした放牧場で走り回る豚、そしてそれを無添加で加工したウィンナーということで、安心して買い求める顧客への直販がほとんどとのこと。安心・安全はもちろんだが、それより味がいい!添加物が与えるフレーバーへの影響はわからないが、リン酸塩は”酸”だけあって原料に多少の酸味を与えるそうだ。今回本来のウィンナーがどんな味か、香りかを知ったことが、大きな収穫だった。

『ガイア農場』では月1回5~10頭の豚を製品化しているそうだ。ウィンナーなどの加工品の他、精肉も冷蔵品で販売している。電話で問い合わせれば注文書を送ってくれる

さらに9月18日~20日、札幌大通り公園で行われる「オータムフェスト」8丁目会場では、浅野さん自らウィンナーを焼いているそうなので、是非訪れてみては?


『ガイア農場』
千歳市協和1914
TEL:0123-21-2411
FAX:0123-21-2553

2009.08.29 | | Comments(2) | Trackback(0) | 出張報告!

コメント

無添加!

ご無沙汰です!
今回のレポートも大変面白く拝読しました♪

無添加のウインナ-、とても魅力を感じました。
ソーセージは大好きですが、パッケージの裏にずらりと並んだ添加物の一覧を見ると、少々不安な気分になることもしばしば…。
結着剤、発色剤を添加する目的は想像がつくけれど、必ずと言っていいほど入っている亜硝酸塩は何のため?…とギモンだったのですが…
そうか!獣臭さを消すためだったのですね…!
うーん。(-_-)
食べなれた味も無難で良いけれど、ソーセージ好きを名乗るからには、私も一度味わってみたいです。豚本来の味と香りのするウインナーを…。

温屠体という言葉も初めて知りました。
とても勉強になりました。

2009-09-16 水 00:19:34 | URL | さざぴ #d819E29w [ 編集]

さざぴ様

お久しぶりです!待ってました、さざぴ様!

私も昔、「紀ノ国屋インターナショナル」とか高級スーパーで売ってるドイツ製の空輸ソーセージが何で白いんだろうって思ってましたが、肉って加熱したら白くなるのが当たり前だったんですよね。

生産現場は学びの宝庫です。自分が素人であればあるほど面白いからハマリますね~。

2009-09-16 水 14:12:45 | URL | つち #- [ 編集]

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Author:つちばく
札幌市在住でなぜか「江別」好き。友達は殆ど江別、そして農家・・・

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