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『家具工房旅する木』クラフト教室ふたたび!

先月初体験し、すっかり魅了された『家具工房旅する木』椅子づくり

そして5月23日(土) ふたたび新たな椅子づくりに挑戦するため、この工房のある「旧東裏小学校」を訪れた。
       『家具工房 旅する木』アークスツールづくり 見本 『家具工房 旅する木』アークスツールづくり 樹種
今回製作するのは「アークスツール」。アークとは”弓”の意味だそうだ。『家具工房旅する木』オーナー=須田修司さんの手による見本、というか売り物(?)を見ると、座面の骨組みが美しいカーブを描いており、そこに張られたテープがまるで弓の糸のよう。緊張感の中に優美さを兼ね備えたスツールだ。しかしこのアークの持つ意味はただの様式美だけではなかった!それは完成後に知ることになる。


さてまずこのアークスツールについては樹種、つまり脚になる木材を選べる。本日の参加者3名は別々の樹種を選択した。左からナラ、アメリカンブラックチェリー、ホワイトアッシュ。つちは須田さんに”一番似合う樹種(?)を”とリクエストした結果、ホワイトアッシュがあてがわれた。ちなみにホワイトアッシュは”アメリカンタモ”とも呼ばれ、彼の地ではメジャーリーグ選手のバットに多用されているそうだ。

ここでつちが質問・・・「よく”椅子マニア”という人がいて、色んな椅子をコレクションしているけれど、”テーブルマニア”って余り聞かないですよねー。なぜ椅子だけマニアが存在しているんでしょうか?」

須田さん 「やっぱり椅子は体で感じる家具だからじゃないでしょうか。椅子の家具としての魅力は座って初めて実感できるんです。」

ここで須田さんが椅子づくりのプロセスを教えてくれた。取り出したのは手の平サイズのミニチュアチェア。
       『家具工房 旅する木』アークスツールづくり 椅子模型 『家具工房 旅する木』レラチェアー
まず発想したデザインをミニチュアで形にするところから始まるそうだ。きちんと座面も張って全体の姿形を確認する。そして今度は実物大の模型を作り機能性などを確認し、やっと樹種、座面の素材を選んで本番の製作に取り掛かる。さらに出来上がったものをあらゆる角度から眺め、何度も座り、設計し直すという過程だ。

「椅子は実際座ってみないわからないんです。機能性があって初めて美しいのが椅子です。あとは後姿ですね。椅子ってテーブルに収まっていることが多いので、まず後ろから見るじゃないですか。だから後姿は重要ですね。」

なるほど、椅子という家具の特異性を垣間見ることができた。須田さんが自信作という「レラチェア」は、誰も座っていないのに、ちょっと前まで誰かが座っていたような匂いがプンプンする。人と一番近くて生生しいところが椅子の魅力なのかもしれない。
       『家具工房 旅する木』アークスツールづくり 骨格 『家具工房 旅する木』アークスツールづくり テープ巻き1
さて前回同様、須田さんがあらかじめ機械加工したパーツに丁寧にヤスリをかけ骨格を組み立てていく。座面を張る前のアークスツールは、弓というより動物の白骨のようだ。そう思うととことんヤスリをかけ象牙のように磨きたくなる。

そしていよいよこの白骨に座面になる布テープを巻いていく。クライマックスの編む作業だ。この編み方は須田さんが影響を受けたシェーカー家具のスタイルを取り入れている。布テープも3人3様となり、つちはダークグリーン1色で行くことにした。

「今回は紙ひもの時より簡単です。」

との須田さんの言葉を信じ、肩の力を抜いてスタート。巻き方も単純なので楽勝かと思われた。
       『家具工房 旅する木』アークスツールづくり2 『家具工房 旅する木』アークスツールづくり3
まず一方向に巻き、そこへ垂直にテープを編みこみ格子状にしていく。緑だから”海苔弁当みたいだ”などとジョークを飛ばし、途中の記念撮影までこなす余裕ぶりだった。そのとき・・・

「あれ、なんか緩いな。」

と須田さん。他の2人の座面を上から押し、再度つちのを押す。「おかしいな。やっぱり緩い。」
さぁーっと血の気が引くのを感じながら、「須田さん、この際はっきり言ってください!」とやっとの思いで言葉を発した。

「やり直しましょうか!」

須田さんの満面笑顔の軽い一言で、半ば編みあがりかけていたテープは解かれることに。「この椅子は何度でもやり直しが効くのがいいところなんですよ。ある程度使って飽きたら、また別のテープに変えてもいいですしね。」と慰めの言葉をかけられながら、気を取り直して再挑戦。
                  『家具工房 旅する木』アークスツールづくり4
紆余曲折あり裏技も駆使しながら、何とか他の2名に追いつき編みあがった。最後に東裏と『家具工房旅する木』の象徴、仕上げの「亜麻仁油」を塗ると一段と樹種による個性が表れる。特にカラーが際立ったのはアメリカンブラックチェリー。ほんのりチェリー色で、つちのホワイトアッシュが白骨なら、こちらは新鮮なお肉といった感じ。一方のホワイトアッシュは多様な木目が浮き上がり、見る角度によって色んな表情が楽しめる。白骨が今度は”マグロのさく”に見えてきた。(やっぱりたべもの・・・)どの椅子もいいが、各々自分で仕上げた椅子への愛着はそのまま今日1日の充実感へと変わる。

もちろん自作の椅子にまず腰をかけるのは作者でありオーナー各自。普通に椅子の辺と平行に腰掛けると、須田さんが「この椅子は斜めに腰かけてもいいんです。」とアドバイス。角を真ん中にして左右の足を2辺に乗せると、しっくりと体に馴染んで安心感がある。「これがこの椅子の魅力です。機能があって美しいというところ。」と須田さん。なるほど、なるほど”体で感じる家具”たるゆえんである。
       『家具工房 旅する木』アークスツールづくり おやつ「マンゴーソルトケーキ」 『家具工房 旅する木』アークスツールづくり おやつ「オートミールクッキー」
このクラフト教室への満足感は、この後の”おやつタイム”でさらに高まる。この日も『家具工房旅する木』御用達菓子職人の高橋静代さんと、家具職人の妻=アツコさんの手による特製スイーツが我々を待っていた。

今日のスイーツは「マンゴーソルトケーキ」「オートミールクッキー」。どちらも初めて出会ったおいしさだった。市販のお菓子にない味わいに一同手が止まらなくなる。会話も弾んで大幅に時間をオーバー。
                   『家具工房旅する木』アークスツールづくり完成品
本日もほぼまる1日この工房で過ごしたが、楽しくて最後は去りがたいほどだった。

帰宅後、新しく迎えた椅子を部屋に設置してみた。申し訳ないほどのボロ屋敷なのだが、アークスツールを迎え入れた途端、パッと部屋全体が暖かい雰囲気に包まれる。同時に床も磨きをかけなきゃ・・・などと新たな目標まで見えてきた。椅子1つが加わるだけで、家族が増えたみたいに気持ちの弓が張り、暮らしの糸巻きが回りだす。椅子は本当に人間ぽい家具なんだと実感した。骨にも見えるし、足生えてるし・・・なるほど椅子マニアの気持ちもわかるな。

こうして我が家の椅子コレクションに新アイテムが増えた。いつのまにかこうして自分も椅子マニアになってしまうのかも知れない・・・


さて次なる椅子コレクションのお題は・・・?
6月27日(土) 「まるスツール」 

そしてこの日はスペシャル企画「旅する木で、クラシックコンサート♪」が開催される。

「まるスツール」のクラフト教室終了後、同じ工房内がコンサート会場に変身。
スツールを作ってそれに座って聞くもよし、コンサートだけの参加でもよし。
詳しくは『家具工房旅する木』HPで!

2009.05.26 | | Comments(2) | Trackback(0) | 出張報告!

コメント

ありがとうございます

つちさん、木工教室ご参加、ありがとございました。また、いつもブログに体験の様子を乗せて頂き、ありがとうございます。楽しい一日がよみがえります。また、遊びに来て下さいね。

2009-05-27 水 12:54:29 | URL | tabimoku #- [ 編集]

tabimokuさま

いえいえ、こちらこそ大幅に時間オーバーしてしまいすみませんでした。

アークスツールは未だに神秘の光を放っています。手作りの椅子の持つパワーに驚いています。

ぜひ「椅子マニア」のための月替わり椅子コレクション教室を来年はご検討ください!

2009-05-27 水 13:16:36 | URL | つち #- [ 編集]

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Author:つちばく
札幌市在住でなぜか「江別」好き。友達は殆ど江別、そして農家・・・

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