スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | | スポンサー広告

ラズベリー摘みは”茨の道”・・・

今月、前々から計画していたプランを実行に移した。。。
と言っても、むずかしいことではない。江別の『鶴見農園』ラズベリー摘みをすることだ。

『鶴見農園』のラズベリーはかなりの本数だが、野菜の収穫・出荷に追われる中で「とても管理できない」と、毎年ほぼ野放し状態だとのこと。

”ラズベリーか・・・そんなに美味しいものとも思えないな~”なんて思いながら鶴見さんの話を聞いていた。

しかし、いつも『鶴見農園』の野菜を使ってくださっている、東京の”フランス風北海道料理”の店『ル ゴロワ』大塚マダムにこのお話をしたところ、「一度でいいから北海道産のフランボワーズを目にしてみたい!」と切望されるのだ。

そんなに貴重なものなのかと首をかしげたが、清里町でお会いした戸塚真弓さんの本の中にも、友人の家に招かれた時、デザートにカゴいっぱいのフレッシュラズベリーが出てきて感激したというエピソードがある。なるほど、ラズベリーは旬の時期も限られているし傷みやすいので、なかなかフレッシュのものにはお目にかかれないようだ。

そこで一度自分で採ってみようと思いついたわけだ。”ラズベリー摘み”なんて外国の絵本に出てきそうだし、オシャレで楽しそう! な~んちゃって。
      江別『鶴見農園』のラズベリー摘み予想図1 江別『鶴見農園』のラズベリー摘み予想図2


なんちゃって、なんちゃってだったのである。
写真はイメージしていた”ラズベリー摘み”の風景。パフスリーブのワンピースを着た「赤毛のアン」の世界から飛び出したような少女が、リネンを広げたカゴいっぱいにガーネットのような美しい実を積み上げていく。(モデルは地域密着型デザイナー=渋谷真澄夫人)

しかし現実はそんな生易しいものではなかった。

「ジャングルになってるからね。草刈ってないし。奥に入る時は手前の木を倒してもいいから。」

鶴見照子さんの案内で入ったラズベリー畑は、ジャングルというよりまさに茨の道だった。
急いで車に戻るとゴム長靴に履き替え、全身を覆うように完全防備の格好を整えた。
      江別『鶴見農園』・ラズベリー畑 江別『鶴見農園』・ラズベリーレッド
どこからが雑草でどこからがラズベリーか、いずれにしても背丈以上の鋭い棘を持った枝を掻き分けながら奥へと進む。完熟の実を見つけてしゃがんだ途端、グサッと尻に何かが突き刺さる。次第に全身がチクチクしてきたが、次第に慣れて何も感じなくなる。

夢中で摘み取っているうちに3時間が過ぎた。かなりの量が採れたが、パッキングの時点で味と状態を見ながら選別すると1.5kgくらい。果たしてこれが輸送に耐えるのだろうか・・・不安に思いながら、 『ル ゴロワ』と札幌の『ラ・サンテ』へ送られる野菜の中に忍ばせた。

帰宅して着替えると、体中傷だらけ。長袖、長ズボンの上から容赦なくラズベリーの棘が突き刺したようだ。ラズベリー摘みって体張った仕事なのね・・・と実感。しかも味見しながら選別すると、熟し具合でかなり味が違うのもわかった。若い実は当然甘くないし、かと言って熟しすぎると酸味も抜けてボケた味になる。もっと行くとカビ臭くなってくる。

気が気ではなく、荷物が届いたであろう時刻に2つのお店へ電話をしてみた。結果は両店とも一緒。下の方の実が潰れて水が出ていたそうだ。お店で再び選別するのにお手間をかけてしまったようだが、それでも使っていただけたとのこと。恐縮してしまった!

数日後『ル ゴロワ』の大塚マダムからお電話があった。

「この間のフランボワーズ、すぐピュレにしてアイスクリームにしたんです。ものすごく美味しかった!
出来上がった直後の香りなんて、鳥肌が立ちました!やっぱり輸入物とは全然違うんです。 1回分しかなかったんですけれど、お客様にしっかり北海道産フランボワーズの味を覚えてもらいましたよ。また来年この時期になったら楽しみにしてもらえるようにね。」

この一言で棘の傷のことなど吹っ飛んでしまった。あの殆ど野生のような『鶴見農園』のラズベリーが、そんな繊細な香りを放つなんて! その一瞬の生命の輝きを求めて、再び足は茨の道へと向かうのである!(今度は長袖、長ズボンを二重にして・・・)

2008.08.19 | | Comments(0) | Trackback(0) | 江別

«  | HOME |  »

プロフィール

つちばく

Author:つちばく
札幌市在住でなぜか「江別」好き。友達は殆ど江別、そして農家・・・

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

お知らせ!!

    


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。