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白糠は日本のピエモンテ?

5月16日(金) 久しぶりに車で釧路方面へ。最終目的地は厚岸なのだが、それは置いておいて。道中まず立ち寄ったのが、白糠町

今年2月に釧路全日空ホテルで行われた「1day ル ゴロワ ディナー」でお会いした、白糠町役場の皆さんを尋ねるためだ。

ディナーの時は役場の皆さんをはじめ、チーズの白糠酪恵舎、羊肉の茶路めん羊牧場などいわゆる”白糠一派”が会場を席捲していて圧倒させられた。さらにその日のアペリティフに使われた「鍛高シャンメリー」が実質”白糠町役場製”と聞かされまたまた驚いた。一体このパワーは、このファンキーさは何なのか・・・その正体がちょっと垣間見られればとの期待もあった。
       白糠茶路1 白糠茶路2

「白糠は日本のピエモンテ!」とは釧路管内通の友人の言葉。ピエモンテがイタリアの一地方であることくらいの知識しか持ち合わせていないので、的を得た表現なのかは全く判断がつかないが、いつもの海沿いのルートではなく、山側の国道392号線を走っていると何気ない風景にハッとする。


まだ産毛のようなポワポワの新緑の合間に茶路川の小気味よい流れがチラチラと覗いているし、その周りのなだらかな丘陵は一面若い牧草に覆われていて、真ん中に幸運にも見頃の一本桜などがある。川沿いでは山菜摘みをしている人の姿を何度も見る。ピエモンテは”山の麓”の意味で、きのこやナッツなどの山の幸の宝庫、酪農と稲作が盛ん・・・と俄か仕込み情報とすり合わせると~うん、なるほど”ピエモンテ”かも。気のせいか、釧路地方独特の天候のせいか、太陽光の色合いもちょっとセピアっぽくって日本離れしている。

前置きが長くなったが、白糠町役場に着くと産業振興課の七田潔課長が丁寧に応対して下さり、「鍛高シャンメリー」の夏バージョン「鍛高ラムネ」をご紹介いただいた。現在楽天市場に出店している町営「しらぬか町商店」で販売されている。

七田課長から白糠町の”鍛高ストーリー”についてお聞きした。経緯を簡単に説明すると、平成17年に釧路管内の市町村合併案への住民投票でNOの答えを出した白糠町は、独自のPR活動のため、インターネットを利用して「食のしらぬかブランド」を確立するプランを掲げた。しかし各々が中小零細企業の生産者がネットショップに出店するのは現実としてむずかしい。それならば、と「役場が出店しろ」との現町長の号令がかかり、楽天市場に町内の産物を集めたそのものズバリ町営の「しらぬか町商店」を出店した。。。

一方で「食による町民の健康づくり」というもう1つの取り組みのため、昔からこの地で育てられていて焼酎の『鍛高譚』のネームバリューもある紫蘇に目をつけた。農作業で体を動かし、紫蘇を摂取して健康になってもらうことを目的に、平成17年から町民と一緒に1,500坪の土地で紫蘇栽培に取り組み、それを原料にして試験的にシャンメリーを作ったところ、これが大ブレーク。翌年から新たに夏バージョンとして「鍛高ラムネ」を生産し、17万本を完売。これはご当地ラムネとしては日本一の売上だそうだ。
      白糠茶路・鍛高ラムネ1 白糠茶路・鍛高ラムネ2
 
あ~ここまで語って喉が渇いてしまった!どうせなら茶路川の川原で天然冷却した「鍛高ラムネ」を飲みたい!それにしても役場が商売をやるというのは、規制がないのだろうか?

「それがですね、私達もこういうことをやるに当たって道庁に何度も照会をしたり、楽天市場との手続きも相当時間をかけたんですが・・・結局のところ前例もなく、いいもわるいもまずはやってみろということでスタートしたんです。」

なるほど、前例のないことをやってのけるところにあのパワーの源があったのだ。実際運営してきて、町営ということで何か苦労はないのだろうか?

「搾汁が・・・」

エッ?

「役場職員全員が交代で種まきから雑草取り、葉摘みしたものを煮て汁を作るんですが、この搾汁が一番大変で・・・設備もないもんですから、付きっきりの作業で20日間かけて5,000Lを搾ります。」

折りしも伺った当日は紫蘇の種まきの真っ最中で、七田課長はTシャツの袖から日焼けした両腕をのぞかせていた。町民の健康づくりのためではあったが、一番健康になったのは役場のスタッフの皆さんだったのかも。

将来的には町営から民間に移行し、雇用の創出に繋げたいとの思いもあるようだ。次なる商品開発のプランもあるのだろうか?そういえば紫蘇の搾りかすはどうなるのだろう・・・ブタの餌にでもなるのかな?

「いや、町長と同じことおっしゃいますね。実は搾りかすをブタの飲料水に入れて飲ませろという命題ももらっているんです。」

「鍛高豚(たんたかとん?)」の方はまだまだ未知の領域だが、「鍛高紫蘇ざんぎ」「シソ柳だこ」など地元企業による新商品も誕生して「しらぬか町商店」も賑わっている。

”町役場製”とうのは正真正銘、本当だったんだなー・・・なんてことを思いながら、茶路川敷で「鍛高ラムネ」を飲んでいる。

再び俄か知識で、ピエモンテは美食の街として知られ、いわゆる「スローフード」の発祥の地。それだけにピエモンテの人たちは食の伝統を守ることに熱心で誇りを持っている。”白糠一派”の勢いも同じ心意気から来ているのだと思う。

まぎれもなく誰もいない空間を借り切ってぼーっとしていると、「からから、ごくごく、風がさらさら」 瓶に書かれたコピー通りの音が聞こえてくる。この場所では素晴らしく想像力をかきたてられる。これがアルプスから流れる水で、ラムネがワインに変わったらピエモンテと思っても不思議じゃない。。。


「鍛高ラムネ」など白糠の山海の恵みは、道の駅「しらぬか恋問」の他、楽天市場「しらぬか町商店」で買えます!!

2008.05.21 | | Comments(0) | Trackback(0) | 出張報告!

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Author:つちばく
札幌市在住でなぜか「江別」好き。友達は殆ど江別、そして農家・・・

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