スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | | スポンサー広告

『珈路詩』の深煎り珈琲は深かった!

ヒッパリすぎなんですが~もうこの際だから、もう1回「釧路系」行っちゃいます!

前回まで4回に渡り書き連ねてきた「ル ゴロワ」のイベントin釧路の参加の他、どーしても今回行きたかった場所があった。

『OHBA珈琲-珈路詩』 釧路のコーヒー屋さんだ。

何故かと言うと、前々年に釧路全日空ホテルを訪れた時、楡金総料理長が腕をふるったフランス料理フルコースの最後に、出てきたのがこの「珈路詩」のコーヒー。

「地元食材を徹底的に使いこなす」という楡金シェフのメッセージが直に伝わってくる素晴らしいフルコース。”あ~おいしかった!”ともう気が緩みかけたところで飲んだコーヒーにビックリ。料理と同じくらいインパクトのある食後のコーヒーって初めてだ!

普通メニュー表の最後のコーヒーの欄なんか気にして見たことないのだが、何となく目をやると、ただのコーヒーじゃなく、 「釧路『珈路詩』のコロンビア深煎り」という肩書きが付いている。
この味と肩書きのインパクトが忘れられず、この度の釧路入りの際にはここを訪ねようと決めていた。

案の定、『ゴロワの晩餐』の締めくくりは「釧路柳町『珈路詩』の大場さんが丹精込めてローストしたコロンビア深煎り」だった。そして偶然にもその大場さんが我々の隣席にいらっしゃって、おかげでディナーも最後の最後まで楽しかった。

「明日お会いしましょう」と大場さんと約束したその日、天気はいいが相変わらずの強風。住所を頼りに地図を調べるとホテルからはかなり遠い。タクシーに乗ったものの、とんでもない場所で降ろされしばらく彷徨うことに・・・”ヒエェ~~” ともかく風が強い。この巨体が度々揺らぐくらい。

やっとの思いで辿り着いた『珈路詩』。街の喫茶店というと、”こじんまりとして薄暗い”空間をイメージしてしまうのだが、すごく明るくて広々していて気持ちがいい。入るとテーブル席の他に大きいカウンターがあって、その奥に昨日とは全く違った印象の大場正明さんが立っていた。


       釧路『珈路詩』カウンター 釧路『珈路詩』テーブル

店内には骨董的なおもしろグッズで溢れかえっていて、宝箱のよう。まずは一番明るいテーブル席に陣取って、ゆっくりコーヒーを楽しんだ。選んだのは「フレンチ」。昨晩釧路全日空ホテルで頂いたのと同じものだ。

あらためてコースの最後ではなく、最初に頂くコーヒー。ストレートなローストの香りの湯気を浴びながらすすった。強風で乾いていただろう口中にピタっと吸い付くように、最初の一口が広がる。深煎りと言っても、苦味とかトゲみたいなものを全く感じない。むしろまろやかで丸い味だ。そして後味がすっきり。大きなカップにいっぱいで、最後は完全に冷めてしまったのだが、それでもなお美味しい。

どんな”技”があるのだろうか・・・それを聞き出すべく、コーヒーカップを持って今度はカウンターへ移動した。
       釧路『珈路詩』大場さん 釧路『珈路詩』フレンチ

大場正明さんはこの道37年という大ベテラン。かつては「日本コーヒー文化学会」の会員として、日本のコーヒー文化を発展させるために”焙煎工学”を突き詰めていた。

そんな大場さんにおいしいコーヒーの秘訣をお聞きすると、意外にも「コーヒーの味は生豆の時点でほぼ決まってるんです。」との答え。もちろん焙煎にはテクニックが必要だが、それは飽くまで豆の本質を引き出すためのもの。だから「豆を見極める目が大事です。」というのだ。

その大場さんがこれぞと選んだのが、ブラジルの「トミオフクダ」の有機栽培珈琲豆。「それはローストしてみなくても、生の状態でいいってわかるんですか?」との愚問に、「見ればわかります。」と大場さん。「どうしてですか?」としつこく聞くと、「豆が言ってるんです。”おいしいよ”って表情をしているんです。それは長年豆を見ていればすぐピンと来ます。」とのこと。

大場さんはその”語る豆”を、ニュークロップ(当年物)の状態では使わず、1年自然な状態で寝かせ、水分のばらつきを取るそうだ。その後は毎年出来の違う豆の状態を見て、焙煎方法を決める。焙煎は”排気”、”ガス圧”、”時間”の3要素をその時その時で変えて行う。「ストップウォッチ片手に、豆を見ながら」の完全手作業だ。

大場さんの追求する味は「いかに水分を飛ばし、豆の組織を破壊して中に穴を多くするか」によって引き出されるようだ。大場さんがローストした豆を1つ手渡してくれた。

「指で押してみてください。簡単に割れますから。」

”えっ、コーヒー豆ってそんなに柔らかかったっけ?”と思いながら指にちょっと力を入れると、豆がパツンと小気味よく弾けた。大場さんがうなずきながら「だからグラムじゃなくて容量で売りたいんですよね~」と笑う。

割れた豆を口に含んでみると、これが美味しい! 米粒を食べてるようで、”あーコーヒー豆も穀物なんだな”感慨深い。

ワイン好きの連れが「コーヒーもワインに似てますね。」と一言。たしかにコーヒーという作物もワイン用のブドウと同じくらい奥が深そうだ。前日のディナーに供された赤ワインの「サンコム」も有機栽培ブドウで作った、いわゆる自然派ワインだったが、”自然派ワインはすっと喉を通る”らしい。

でもワインは畑やブドウ生産者の評価を耳にすることが多いが、コーヒーは? その疑問に大場さんが答えてくれた。

「コーヒーの世界でも一番潤うべきなのは生産者なんです。ところが今までそうなっていなかった。でもだんだん変わってきています。さきほどの「トミオフクダ」のように、これからは生産者にスポットが当たるようになるでしょう。」

大場さんの明快な回答に、楡金シェフが『珈路詩』のコーヒーにこだわっているのかが分かったような気がした。「生産者」を大切にすること、誰かのおかげで今の自分があることを強く意識して、スタッフにも伝えていく・・・二人には共通したシンプルな信念を感じた。

「釧路っておいしい街」だな。江別も負けられない! 収穫いっぱいの旅だった。。。


OHBA珈琲『珈路詩』 

釧路市柳町2-1
tel:0154-22-0323

2008.03.04 | | Comments(0) | Trackback(0) | 出張報告!

«  | HOME |  »

プロフィール

つちばく

Author:つちばく
札幌市在住でなぜか「江別」好き。友達は殆ど江別、そして農家・・・

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

お知らせ!!

    


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。