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山のゆり根-栗沢の宇井農園

8月のある日、以前栗沢の女性農業者を連れて米村牧場チーズ工房プラッツを訪れた、農業普及員の木田寛子さんから”栗沢に山の斜面でゆり根を栽培している農家さんがいる”と聞き、現地を案内してもらった。

”山のゆり根”は、茂世丑で種芋栽培を主に行っている宇井農園にあった。
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この辺りはなだらかな丘陵地帯が続く。その丘の斜面に百合が整列していた。

「今年は干ばつで百合が伸びなくて・・・」

宇井正夫さんがため息交じりにつぶやく。

ゆり根は売り物になるまで3年かかる。去年まで一生懸命育てた株を植えたものと、試験場から分けてもらった苗を比べると、前者の背丈は極端に低い。もともと水はけの良い土を好むと言うから、山の斜面はバッチリ・・・なのだろうが、今年のこの干ばつでは極端すぎたようだ。

「今年のは小粒を覚悟してます。」

苦笑いの宇井さん。ゆり根栽培は時間がかかる上に、見た目も美しく育てないと品物にならないデリケートな作物。しかも近年売値が下がってきていることから生産者がどんどん減っているとのこと。普及員の木田さんも頭を痛めていた。

宇井さんのゆり根は晩生で11月出荷とのこと。収穫時期にまた訪れることにした。。。
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10月19日(金)すっかり赤や黄に染まった茂世丑の丘陵地帯を再び訪れた。山の斜面では命を終えたゆりの地上部が次々抜き取られ、眠っていた白い根が掘り起こされていた。
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「今年は小粒。でもサビ(茶色い変色。これがあると品質が落ちる)が少なくて綺麗なんだよね。」

確かに美しい乳白色にしっかりと締まった球は”貴族的野菜”とも言ふべき!宇井さん曰く、”山のゆり根”は色が茶色くなりやすいのが難点だが、味は良いとのこと。

この茂世丑という地名、”モーセユーセ”というアイヌ語が語源で、肥沃な土壌にイラクサが繁茂していた所の意味らしい。宇井さんの説明では石の混じったこの地特有の土壌がいいとのこと。どうやら粘土、砂、石がバランスよく混じった土地のよう。
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奥様がゆり根が大きくなる過程を説明してくれた。最初の年は1枚の燐ぺんをポットに挿すとそこから6つほどの小球根ができるそう。それを畑に植え、毎年すこしづつ大きくしていくのだ。

このゆり根、殆どが関西への出荷となり、高級食材として扱われる。

「もっと地元でいっぱい食べてもらえるといいんだけど・・・」

宇井さんたち生産者は、レシピを手作りし地元でのPRを行っているが、なかなか日常食とならないのが現実。ちなみにお勧めの食べ方をお聞きすると、焼肉の時にホイルに包んで丸焼きするのが一番とのこと。
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じっくりと「山のゆり根」の醍醐味を味わおうか・・・「この食べ方が一番!」というご提案をお待ちしてま~す!

2007.11.01 | | Comments(1) | Trackback(0) | 出張報告!

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2007-11-01 木 12:54:08 | | # [ 編集]

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Author:つちばく
札幌市在住でなぜか「江別」好き。友達は殆ど江別、そして農家・・・

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