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当別『ファーマーズガーデン・びとえ』のB&B

9月9日(火)~10日(水)・・・といえば、石狩地方を襲ったあの大嵐の前、前々日、つちは当別で宿泊体験をしていた。

『ファーマーズガーデン・びとえ』、以前「秘密の花園 in 当別」としてご紹介した青柳邸である。あの時、必ずまた戻って来たいと宣言したのが、やっと現実のものとなった。

この2日間とも不安定な天候との予報だったが、すっきりと晴天が覗いて気持ちよかった。不安定どころか最悪になったのはその翌日。
       『ファーマーズガーデン・びとえ』 『ファーマーズガーデン・びとえ』のバラ


チェックインは16時だったがm早めに到着してまずは”ワイルド”(?)ガーデンを見学。「今年はもう雑草だらけで恥ずかしい」と青柳百合子さんはしきりに弁解していたが、決して放置されているワイルドさではなく、自然なワイルドさ。つちはこういうの、案外落ち着いて好きである。雑草の中で気品を失わず咲いているバラの、凛とした姿が美しい。

こちらでは農業に親しんでもらいたいという思いから、希望者には農業体験を実施している。ちょうどこの日は苺の苗づくりの真っ最中。苺の”子沢山ぶり”に驚かされながら、1時間ほどその作業に熱中した後、今度は百合子さんお気に入りのスポットへ移動。
       『ファーマーズガーデン・びとえ』ブドウ畑 『ファーマーズガーデン・びとえ』ブドウ
「今、私、ブドウ畑の草取りに夢中なの。」と少女のように目を輝かせ、「さぁ、行きましょう!」とつちを誘い出す。

百合子さんの”設計”では、ブドウの木の下一面がサギゴケで覆われて緑のカーペットになる。今、両側からサギゴケが腕を伸ばしていて、もう少しで手を繋ぎそう。我々はその行く手を阻む他の雑草たちを、せっせと抜いた。このブドウは「清見」「清舞」。いずれも十勝の土着品種。まさかこんなところで出会えるとは思っていなかった。収穫時期も間もなくだ。
       『ファーマーズガーデン・びとえ』青柳百合子さん 『ファーマーズガーデン・びとえ』青柳文吉さん
9月になると日没が早い! 5時頃には農作業も中断して、つちはシャワーを浴び、6時に夕食会場の「納屋カフェ」へ集合。夕食の準備に取りかかる。手伝いと言っても野菜を切るくらいで、あとは手際よく食事担当(?)の青柳文吉さんが仕上げてくれる。
       『ファーマーズガーデン・びとえ』夕食 『ファーマーズガーデン・びとえ』トマト麺
夜の「納屋カフェ」はムーディーでお酒が似合いそうな雰囲気。そう思っていたら文吉さんがしっかりワインを用意してくれていた。残念ながらつちは下戸なのだけれども~

今日の夕食は香港人のお知り合いから教えてもらったという「トマト麺」。生トマトをつぶして煮込み、醤油で味付けして、葱や豚肉を入れ、最後に溶き卵を入れる。そのスープに麺をつけながら頂くのだ。これがさっぱりとしていてツルツルといくらでも食べられてしまう。アツアツでもいいが、真夏は冷やしても美味しそうだ。
       『ファーマーズガーデン・びとえ』ラディッシュの漬物 『ファーマーズガーデン・びとえ』自家製きゅうりの漬物
その他食卓には自家製漬物や、自家製ラー油、その他畑で採れた野菜や果物がずらりと並ぶ。お酒の飲めないつちには自家製トマトジュースのサービスも。シンプルだけれど、温かいおもてなしの心を感じるメニューだ。

その夜はお二人と長らくおしゃべりを楽しんだ。「私たち、どこまでも平行線だね。」 百合子さんは文吉さんとの関係をこう図式化する。確かに身長差も30㎝近くあるお二人。

文吉さんは元学芸員で、アイヌ文化の研究者。何時間でも1人静かに本と向き合うタイプだという。あまり自分の胸の内を語らないし、他人のことも詮索しない。でも歴史やマイノリティーの文化に興味があると語る姿からは、深く、そして幅広く、多様なものを許容する心の広さが感じ取れる。

一方の百合子さんは、文吉さん曰く「外交担当」というだけあって、数多くのネットワークを持ち、活動内容も多岐にわたる。お聞きしただけでも、ガーデニングから飾り雛講習、マーケットやイベントの仕掛け人、グリーンツーリズム、そして見合いの仲介までこなしている。「ハロウィンには仮面パーティーをやりたいの。まだ文ちゃん(文吉さん)に話してないんだけど・・・」と茶目っ気たっぷり。毎日が”パルピテーション”といった少女のよう。一方で何一つ飾らず隠さずお話になる様子は、肝の座った頼もしい母そのものだ。

全く正反対と思われるお二人だが、百合子さんが地元の農業や商店街の活性化、文吉さんが図書館の創設や文化財の保護などと、各々が活躍の場を見出し、地域にしっかり根を張っているのは共通点。これはもしかしたら当別という町の懐の深さを物語っているのかも。

その夜は静寂の中ぐっすりと深い眠りについた。
       『ファーマーズガーデン・びとえ』朝食 『ファーマーズガーデン・びとえ』オオバユリ
翌朝は7時に再び「納屋カフェ」に集合して朝食タイム。農園の野菜や手作りジャムの並ぶ家庭的なメニュー。野菜の収穫や納品に忙しい文吉さんはご一緒できなかったが、百合子さんとおしゃべりを楽しみながら頂いた。

チェックアウトは10時だが、つちはその後2時間ほど前日の苺の苗づくりの続きを手伝ってから出発した。

わずか1日足らずの滞在だったが、普段通りの青柳さんの暮らしにスルリと紛れ込んだようで、夢の中の出来事だったかのよう。「秘密の花園」には特別なものは何もないけれど、魔法にかけられてしまった。まだ夢の続きを見たいような気分。

それは、大雨の前日のピースフルな時間だった。

2014.09.18 | | Comments(0) | Trackback(0) | 当別

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札幌市在住でなぜか「江別」好き。友達は殆ど江別、そして農家・・・

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