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「食べ方で地球が変わる」

札幌は「読書の秋」を通り越して真冬の景色だが、今日は本のご紹介。

5年前発行の本、「食べ方で地球が変わる~フードマイレージと食・農・環境」が面白かった。

「フードマイレージ」といえば、それこそ5年近く前、スウェーデンのある環境団体の講演を聞いた時、彼らが「地産地消」を「フードマイレージ」の観点から実践していたのが印象に残った。日本では「地産地消」と言うと、「食糧自給率」や最近では「TPP」問題への関心から、国内農業維持や安心・安全を目的にしたものとして語られることが多いように思ったからである。

さて本書は「身近でとれた農産物を食べるだけで確実に世の中は変わる」ということを、各方面から専門家が解説するものである。様々な数的指標も提示されている。

「フードマイレージ」とは食料の輸送量(t)と輸送距離(㎞)を掛け合わせたもの(単位=t・㎞)であり、それに伴うCO²排出量の指標とされる。

ちょっと古いが2001年の日本の輸入食料のフードマイレージは約9000億t・㎞だそうである。

これは、同年の韓国・アメリカの約3倍、イギリス・ドイツの約5倍、フランスの約9倍とも。

身の周りは豊かな食が溢れているけれど、つくづく自給できていないなぁ・・・と同時に、この豊かさのために他国のどこで、そして地球に対してどんな負荷を与えているかについて、私たちは自覚できていないと思うのだ。

「バーチャル・ウォーター」という指標も登場した。これは輸入食料を輸入国で生産した場合を仮定して必要な水量を計算したもの。つまりその食料を輸入することが、どれだけ輸出国の土地から水を輸入しているに等しいかを示すもの。

2000年の日本のバーチャル・ウォーター総輸入量は640億㎥で、そのうち半分程度は飼料、つまりは私たちが食べるのために使われる水ということ。そして総輸入量の6割以上がアメリカを占め、まさにアメリカ大陸の水に我々は依存しているということがわかる。もちろんそれは無限ではない。

概念としては理解していたつもりだが、こうして数字を突きつけられると、あらためて自覚が足りなかったということに気が付くのである。

さてこの本が訴えているのは政治的施策でも、企業の経済活動でもない。私達個人の「食べ方」への提言である。

本当に今の日本は食が豊かだ。数量、種類が多いと言うこと以上に、私達には「選択する自由」が与えられている。自由が確保されているということは、自分の選択に対し責任を負うということである。自分の選ぶ食料の1つ1つが、政治への1票であり、企業への投資でもある。

かく言うつちも、遠き国々の食べ物が大好きな人間である。しかし、最近意識していることがある。日本の伝統食は国産を選ぶということだ。豆腐の原料の大豆、酢や煎餅の原料の米など。そして身近に生産者のいる農産物、小麦粉や乳製品などは北海道産。野菜は旬のものを生産者から買い、保存食を作る。ない時は基本的に保存食でしのぐ。傍から見ると豊かな食生活とは言えないが、十分心は満たされ潤う。

完全に自己満足ではある。しかし個人で出来ることから1つずつやって行くしかない。正しいとまでは行かなくとも、できるだけ周りを汚さない、自分に許された「食べ方」を追及していくしかない。

2013.11.26 | | Comments(0) | Trackback(0) | 未分類

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Author:つちばく
札幌市在住でなぜか「江別」好き。友達は殆ど江別、そして農家・・・

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