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菜の花フルコース、そして”地あぶら”

6月4日(火)久しぶりに十勝まで足を延ばした。「菜の花のお花見」という体験をしに!

高速道路が完成して、早い、早い。千歳で、今回お伴をして下さる”あの方”と合流し、高速に乗ってから1時間45分で目的地の音更高校へ到着。十勝は札幌から本当に近くなった。

ここで主催の『いただきますカンパニー』代表、いのくちふみこさんと待ち合わせ。この日は文句のつけようのない快晴。平成22年度全日本学校関係緑化コンクールで農林水産大臣賞を受賞したという、その美しいキャンパスを起点にぐるり360度見渡してみる。ああ、これぞ「十勝平野」という風景だ。

さていのくちさんの案内で最初に向かったのは『高田農場』。今年は遅れに遅れたアスパラガス出荷が、まさにスタートしたばかりというほ場で、ちょっぴり収穫体験を楽しんだ。ランチの食材にといのくちさんに預け、”茹でアスパラと天ぷらで”と調理方法の希望も伝える。

そしていよいよ菜の花のお花見会場である『佐藤農場』へ。見えてきた、見えてきた! 車窓に黄色い絨毯が浮き上がって見える。車を降りると、今度はむせ返るような菜の花の香り。独特の、決して胸いっぱいに吸い込みたい香りではないのだが、あっけなく数分で慣れてしまう。
       「菜の花のお花見」体験 畑のおさんぽ 「菜の花のお花見」体験 菜種油搾油


「菜の花のお花見」は”花も団子も”という強欲な我々にピッタリの内容となっている。まず最初に小型搾油機で菜種油の搾油デモンストレーションを見学。搾り立ての菜種油を味見してみる。やはり独特の香りがある。蕎麦の花の蜂蜜で経験している、あの穀物香。なかなかの個性派だ。

菜種油の前菜を頂いた後で、菜の花畑へと入って行く。『佐藤農場』の菜の花畑は訳4.5ha。無農薬栽培だそうだ。この地での菜花生産はH20年、『佐藤農場』を中心に『音更なたね油推進協議会』を設立し6戸、7haでスタート。現在では十勝5市町村で30戸前後が生産するまでに広がっているそうだ。『佐藤農場』で栽培しているのは「キザキノナタネ」、人体に有害とされるエルシン酸が殆ど含まれない品種だ。

菜の花畑にはお花見のためにきちんと小道が設けられている。また調理スペースやランチを楽しむ空間なども、ちゃんとお花見しながら楽しめるよう、綺麗に刈り取られている。当然収量はその分減るわけだが、オーナーの佐藤さんにとっては、実際に畑に足を運んでもらい十勝産の菜種油を知ってもらうことに意義があるようだ。
   「菜の花のお花見」体験 菜の花 「菜の花のお花見」体験 キッチン
気持ちのいい散歩の終着点、仮説キッチンのテントが見えてきた。いよいよランチ・・・と思いきや、ミニ体験メニューがもう1つ用意されていた。5種の油を当てる「利き油」体験だ。
       「菜の花のお花見」体験 利き油 「菜の花のお花見」体験 菜種油「太陽のしずく」 
出てきたのはゴマ油、オリーブ油、ベニ花油、キャノーラ油、そして菜種油である。菜種油は先程学習済み。ゴマ、オリーブはわかりやすいが、残るベニ花とキャノーラは手こずった。結局この2つは不正解だった。油を比べ飲み(?)したことはなかったが、こうも違うものか。使い方も勉強しなければならないなぁ。

『佐藤農場』ではオリジナル菜種油「太陽のしずく」を販売している。値段の表示がなかったのと、在庫がなさそうだったので、なんとなく購入を遠慮してしまったのだが、後で後悔した。よく調べてみたら相当のこだわり商品のよう。

「太陽のしずく」は岩手の『工房地あぶら』に委託し、昔ながらの焙煎・圧搾・濾過という方法で造られているというではないか!ちなみに多量生産される植物油は、薬品で溶解・精製されているようだ。あのひと癖ある香りも丁寧な手仕事の賜物だったのだ。嗚呼、後悔先に立たず。
       「菜の花のお花見」体験 菜の花蜂蜜 「菜の花のお花見」体験 ランチ
『佐藤農場』ではオリジナルの蜂蜜も造っているようだ。すごく熟成した濃厚なタイプ。しかし味わいは軽めでとても食べやすい。もちろんこれは菜花の蜂蜜である。

さてお待ちかねのランチが登場。先程収穫したアスパラガスの塩茹と天ぷら、そして菜の花の天ぷら、それに揚げ芋、飲み物は黒豆茶のセット。もちろん天ぷら用の油は「太陽のしずく」である。ちなみに菜の花の菜種油天丼を、ここでは”親子丼”と呼ぶらしい。

シンプルな料理を畑の中で頂くというのは格別な味わいである。畑の空気がスパイスになっているから?そんな面倒くさいことを考えずともよい。ともかく別格の美味しさなのだ。

なるほど天ぷらはカリッと揚がっていて。油っぽさが口に残らない。菜種油、いいね!ということで追加メニューの「アヒージョ」を頼んだ。この日は私たちの申し込んだ体験プログラムだけではなく、気軽にお花見と菜の花メニューが楽しめる「菜の花カフェ」もオープンしており、「アヒージョ」はカフェ用メニューとして販売されていたもの。
       「菜の花のお花見」体験 アヒージョ 「菜の花のお花見」体験 アヒージョ2
パンを浸して頂く。不思議なことに例の香りは全く感じない。そしてこの美しい色合い。だんだん菜種油に魅了されてきた。

さて体験もエンディングを迎えた。最後に菜の花畑で1人5本の菜花を摘んで、「食べられる花束」をお土産に持ち帰る。2時間はアッと言う間だったが、十勝を満喫した気分になった。

ランチを頂いている途中、農場主の佐藤健司氏と軽く挨拶を交わした。この体験プログラムでは、農家は場所を提供するだけで、基本的に体験者との接点はない。農家がグリーンツーリズムに参加するハードルを低くする仕組みだ。

佐藤さんはとても人当りのいい物腰の穏やかな方という印象だったが、若いながらかなり意欲的な農業者だ・・・というのも後で知った。

今年江別青年農業者グループ『I'm fine』も善戦した「北海道青年農業者会議」で平成24年度代表に選ばれ、全国大会で農林水産大臣賞を獲得したのがこの佐藤健司さんであった。その時のプロジェクトテーマはもちろん”菜種”である。

”地産地消”が叫ばれて久しいが、考えたら油の”地産地消”など考えたことがなかった。日本の植物性油の自給率は2%、菜種油に関しては0.04%とも言われる。ちなみに日本で生産される菜種油の9割強がカナダ産キャノーラ種。いわゆる”キャノーラ油”だ。そしてカナダでは遺伝子組み換えキャノーラが主力と聞く。我々は油としてすでにかなりのGM作物を摂取しているわけだ。

佐藤さんは今回のような体験プログラムの他、地元の小中学校給食への菜種油の提供や、食育講座を通して、地域の油をお馴染みのキャノーラ油やサラダ油と同じように、1つの選択肢として認識してもらう活動を続けている。

レクリエーションとして参加したプログラムだったが、油についてあらためて考えさせられる貴重な体験だった。

2013.06.12 | | Comments(2) | Trackback(0) | 出張報告!

コメント

これはすごぉい☆

まさに「いちめんのなのはな」いいなぁー!

菜の花のお花見というだけで気持ちが弾むのに、
体験メニュー、ランチ、お土産…ぜんぶ魅力的でワクワクします!
((o(^-^)o))
「利き油」チャレンジも楽しいなあ…♪

菜の花畑って、むせかえるような独特な香りがするものなのですね。
油の穀物香…。つちさんのブログを拝読して、初めて知りました。

「太陽のしずく」は、一見してただものでないオーラがありますね。
情熱的で真摯な取り組み、これからもがんばっていただきたいです。

それにしても、
>我々は油としてすでにかなりのGM作物を摂取しているわけだ。
なるほど…さまざまなかたちで、いつのまにか私たちの食卓に入り込んでいるのですね。GM作物…。

2013-06-25 火 08:10:27 | URL | さざぴ #d819E29w [ 編集]

さざぴさま

お久しぶりです! お元気でしたか?

このツアーは意外な盲点をついてくれました。油、盲点ですよ。。。

油について普段あまり考えることがなかったのですが、やはりその製造過程、原材料について思いを馳せなければなりませんね。

勉強しなければならないことが山ほどあります。

2013-06-26 水 13:27:05 | URL | つちばく #- [ 編集]

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札幌市在住でなぜか「江別」好き。友達は殆ど江別、そして農家・・・

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